
Web以外にも通ずるデザインの基本を土台に
webデザイナーになるにあたり、webのみで必要とされる理論を学ぶ必要があると思っている方も多いですが、実はそうではありません。広告やポスターとも共通しているデザインの考え方があります。色をどう使うか、フォントの活用法、余白の作り方など、あらゆる場面で活用される基本をしっかり叩き込むことが必要です。特に色やフォントについてこだわりを持っている人は多いので、内容に応じて適切に選択できるかどうかが腕の見せ所と言えます。こうした基本事項を身につけた上で、PC用とスマートフォン用それぞれのデザインのテクニックを学んだり、PhotoshopやIllustratorなど実際のデザインの現場で用いられるソフトウェアの使い方を覚えたりと現場で必要なスキルを習得する必要があります。
クライアントの要望を汲み取る力
webデザイナーの仕事は、自分一人では成り立ちません。どの案件でも顧客がおり、顧客の要望をしっかりと汲み取った上でデザインに入る必要があります。作りたいwebサイトの内容が分からなければ構成を考えられませんし、ページの雰囲気について詳しくヒアリングできなければ色やフォントを考えることができず、もし独りよがりでデザインした場合に何度も修正を求められ、結果希望の納期に間に合わないということもしばしば起こります。つまりはフォントの雰囲気、配色などを正しくヒアリングする力が必要なのですが、こうした顧客に聞くべき内容は、デザインの基本を事前に習得していれば時間をかけずに整理することができます。何よりもまず、全てに通ずるデザインの基本が重要です。